教皇、ローマの難民支援センター訪問

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教皇フランシスコは、10日、ローマ市内の難民支援センター「チェントロ・アスタッリ」を訪問された。

同センターは、イエズス会によって運営される組織。1980年、当時のイエズス会総長ペドロ・アルペ神父は、世界の難民・避難民と共にいて、彼らに奉仕し、その権利を守るために「イエズス会難民サービス」を創立。これに対応して、1981年以来、ローマの「チェントロ・アスタッリ」は到着したばかりの難民に必要な環境を整え(第1段階の支援)、社会に溶け込むための手伝いをする(第2段階の支援)など、イタリアにおける難民支援の拠点として積極的な活動を行なってきた。イタリアではローマの他、ヴィチェンツァ、トレント、カターニャ、パレルモにセンターがある。

このたび私的な訪問の形でセンターを訪れた教皇は、食堂をはじめ施設内を見学され、難民の人々、イエズス会員、ボランティアらを励まされた。

この後、教皇はジェズ教会で、難民たちと彼らに奉仕する人々に、改めて挨拶をおくられた。

戦争や政治的状況を理由に、祖国を離れ困難な旅路を選択した人々の苦しみを教皇は汲み取りながら、特に子どもたちや家族により良い未来を求めてやってきた母親、女性たちに温かい言葉をかけられた。

教皇はセンターで働くイエズス会員とその協力者たちに、難民支援計画のためのキーワードとして「奉仕する」「共に歩む」「守る」という言葉を挙げられた。

「奉仕する」とは、イエスが弟子たちの足を洗うために頭を低くしたように、助けを必要とする人に損得や恐れなく、優しさと理解を持って手を差し伸べること、最も貧しい人たちのそばで働き、何よりも人間的な関係、連帯の絆を築くことと教皇は指摘。

「共に歩む」ことに関して、神がわたしたちに教える真の憐れみは、貧しい人たちがその状態から脱出するため、彼らが完全な一人の人間として生活し働く権利を認められるための正義を求めることと話された。

また「守る」とは、最も弱い人々の側に立つことと述べた教皇は、自分たちの権利のために声を上げても、他人の権利、特に権利を蹂躙された人々の苦しみには無関心な社会の傾向に注意を促された。

バチカン放送局

 

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