チャーター機を用いた一斉送還への抗議声明【移住連】

ホーム > 移住者ニュース > 【移住連】チャーター機を用いた一斉送還への抗議声明

日本航空チャーター機を用いたフィリピン人75名の一斉送還

に対する抗議声明

 

移住労働者と連帯する全国ネットワーク

 

 76日、法務省入国管理局は、東日本入国管理センターに収容されているフィリピン人75人について、日本航空によるチャーター機を利用して一斉に強制送還を行った。これについて、私たちは、外国人の人権の観点から強く抗議する。

 

 79日の法務大臣の記者会見では、今回の一斉送還の目的は、送還を忌避する外国人によるトラブル防止および経費節減にあると説明されている。しかし、もとより退去強制命令が発布された外国人の多くは自費で出国していることを勘案すると、送還を「忌避」している外国人には日本に残ることを希望する何らかの事情をもつものが少なくないと考えられる。実際、送還されたフィリピン人のなかには、日本で20年以上働いてきた者や家族がいる者など、日本に生活基盤が確立されていた者が含まれていた。このような外国人それぞれの事情をまったく勘案せず、また当事者への事前の説明が十分なされないまま一斉に送還を行ったことに強く抗議する。

 また経費節減という目的についても問題がある。日本政府が模範にしたヨーロッパの事例では、チャーター機による送還が経費節減に必ずしもつながらないことがすでに明らかにされている。さらに、日本における非正規滞在者の数は、2004年からの「不法滞在者半減政策」等の政策や社会情勢等により、減少の一途である。そうした現状において、チャーター機による強制送還を実施する緊急性や必然性があったかどうかは疑わしい。

 

 くわえて日本航空においては、乗客の人権にたいする配慮という企業の社会的責任を遵守することが強く求められる。

以上

 

【問い合わせ】移住労働者と連帯する全国ネットワーク(移住連) 

  TEL: 03-5802-6033 MAIL: smj-office@migrants.jp

 

 

ホーム > 移住者ニュース > 【移住連】チャーター機を用いた一斉送還への抗議声明

Japanese
Japanese