311メモリアル集会

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 3月10日、東京のフィリピン人共同体が中心となり、福島からフィリピン人共同体を迎えて、「東日本大震災1周年メモリアル集会」(主催=カトリック東京国際センター〈CTIC〉)を東京・六本木フランシスカンチャペルセンターで行った。同センターは震災直後、フィリピン大使館が手配したバスで逃れてきたフィリピン人被災者が一時避難していた場所。当時、同センターに滞在していた人や、食事の準備などに駆け付けた東京近郊のフィリピン人ら総勢250人が再会を喜び、「共に前へ進もう」と、1人1人の内にある希望を確認し合った。

 昼前に、福島、いわき、白河、須賀川、郡山の5地域からフィリピン人と家族、約100人がセンターに到着。グループごとに、「いま表現したいこと」、今後への希望を分かち合った。ミサでは、同センター主任のラッセル・チャールズ・ベッカー神父(フランシスコ会)が説教し、震災後の苦しみに思いをはせながら、「世界が感謝をささげ、希望を見出す」主の復活について語り、常に共にある主の存在を確認し合った。

 集いのテーマは、「Moving Forward Together」(共に前へ進もう)。CTIC副所長の有川憲治さんが、この1年、CTICが行ってきたフィリピン人ら外国人被災者の支援・司牧活動を概観。今年6月に青森、岩手、宮城、福島のフィリピン人のための集いを福島市で開催すると発表した。

 福島のフィリピン人共同体リーダーや、フィリピン大使、CTIC副所長のレスティ・オグシメル神父(スカラブリーニ宣教会)らもあいさつに立った。岩手・大船渡、宮城・陸前高田、気仙沼、山形・新庄など、各地のフィリピン人共同体からのビデオメッセージも上映された。

 白河から参加した高橋ジョセフィン(43)さんは、「まだ複雑な思いがある」、高津サラさんは、1年で多くのことが変化し、「苦しみは続いている」と吐露しながらも、この日、語り、祈ったことが支えになると話した。郡山教会の長尾ベレンさん(47)は、「私たちを導く主に信頼したい」と語っていた。

(カトリック新聞 2012年3月25日付 4139号)

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